【記入例付き】個人事業主の青色申告承認申請書の書き方を解説

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個人事業主の青色申告承認申請書の書き方!記入例付き

確定申告において青色申告をするためには、事前に「所得税の青色申告承認申請書」の提出が必要です。

この記事では、申請書の書き方を記入例付きで解説します。

インターネット上の無料ツールを使って簡単に作成する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

青色申告承認申請書の書き方を記入例付きで解説

まずは、青色申告承認申請書のフォーマットに自分で書き込む方法を紹介します。

フォーマットは国税庁のページからダウンロードしましょう。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm

ダウンロードしたPDFファイルに直接入力できるため、パソコンで記入してから印刷するとスムーズです。

以下の項目を順番に記入していきましょう。

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(記入例)

1.税務署名

基本的には、開業届と同じ税務署名を記入します。

税務署名は、下記の国税庁のページで調べましょう。

http://www.nta.go.jp/about/organization/access/chizu.htm

2.提出日

提出日を記入します。

事業を新しく始めた人は、原則として開業日から2ヶ月以内に提出しましょう。

すでに事業を開始しており、白色申告から青色申告に変更したい場合は、その年の3月15日までに提出してください。

3.納税地

納税地は次の3つから選べます。

  • 住所地(住民票がある場所)
  • 居所地(実際に住んでいる場所)
  • 事業所等(事業所や事務所がある場所)

いずれかの住所を記入しましょう。

電話番号は携帯電話の番号でも大丈夫です。

また、納税地は後で変更もできます。

4.上記以外の住所地・事業所等

この欄は、納税地の他に住所地などがある場合にのみ記入します。

とくにない場合は空欄のままでOKです。

5.氏名

氏名を記入します。

印鑑は、個人印でも屋号印でも大丈夫です。

6.生年月日

生年月日を記入してください。

7.職業

基本的には、開業届と同じ職業名を記載しておきましょう。

以下のように、大まかな事業内容がわかれば問題ありません。

  • ライター
  • Webデザイナー
  • 飲食業
  • 製造業
  • 不動産業
  • サービス業
  • カウンセラー
  • コンサルティング

8.屋号

この欄も開業届に合わせておきましょう。

屋号がない場合は、空欄のままでOKです。

9.青色申告を開始する年

青色申告を始めたい年を記入します。

10.事業所又は所得の基因となる資産の名称及びその所在地

この欄には、事業所名とその所在地を記入します。

たとえば、事務所がある場合は「○○デザイン事務所」などと記載し、その所在地を書けばOKです。

自宅で仕事をするライターなどは、屋号名と自宅の住所を記入します。

事業所が1つだけの場合は、下の段は空欄のまま提出しましょう。

11.所得の種類

所得の種類は、以下3つの中から選びます。

  • 不動産所得(不動産の貸付による所得)
  • 山林所得(山林の伐採・譲渡による所得)
  • 事業(農業)所得(その他による所得)

12.いままでに青色申告承認の取消しを受けたこと又は取りやめをしたことの有無

とくになければ「無」にチェックします。

13.本年1月16日以後新たに業務を開始した場合、その開始した年月日

1月16日以降に事業を始めた場合のみ、その年月日を記入します。

それより前から事業を行っている場合は、空欄でOKです。

14.相続による事業承継の有無

事業を引き継いだ場合は「有」、そうでない場合は「無」にチェックします。

15.その他参考事項

簿記方式

青色申告により65万円の特別控除を受ける場合は、「複式簿記」にチェックします。

10万円の特別控除を受ける場合は、「簡易簿記」にチェックしましょう。

備付帳簿名

65万円の特別控除を受けるためには、以下8つにチェックします。

  • 現金出納帳
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 経費帳
  • 固定資産台帳
  • 預金出納帳
  • 総勘定元帳
  • 仕訳帳

10万円の控除を受ける場合は、現金出納帳のみでOKです。

その他

とくになければ空欄のままで大丈夫です。

16.関与税理士

確定申告を依頼する税理士がいる場合は記入しましょう。

青色申告承認申請書を印刷する

ここまで記入できたら、印刷して氏名の横に印鑑を押しましょう。

以上で完成です。

無料ツールで青色申告承認申請書を簡単に作成する方法

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(無料ソフト)

個人事業主の青色申告承認申請書は、インターネット上の無料ツール『開業freeeを使って簡単に作成できます。

申請書には難しい言葉が多いため、自分で作成すると何を書けばよいか悩む部分もあるでしょう。

開業freee』を使えば、簡単な質問に答える形で入力欄に記入していくだけで、特別な知識がなくても申請書を作成できます。

5分程度で完成するので、以下の手順を参考に使ってみてください。

1.メールアドレスを登録

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(メールアドレス入力)

まずは、メールアドレスとパスワードを設定しましょう。

営業メールが送られてくることなどはありません。

2.必要事項を入力

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(仕事の入力)

簡単な質問に答えながら、必要事項を入力していきましょう。

迷いがちな部分には、選択肢が表示されます。

3.青色申告を選択

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(確定申告の種類を選択)

確定申告の種類は「青色申告」を選択します。

月収の目安を入力すると、青色申告でどのくらい節税できるのか自動で計算してくれます。

4.申請書を印刷

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(印刷)

すべての入力が完了すると、正式な青色申告承認申請書の書式で表示されます。

印刷してハンコを押し、税務署へ提出しましょう。

▼公式サイトはこちら

開業届も同時に作成できる

個人事業主・フリーランスの青色申告承認申請書の書き方(開業届も同時に)

開業freee』を使えば、青色申告承認申請書と同時に開業届も作成できます。

青色申告承認申請書と開業届には、同じ内容を記入する部分も多いため、まとめて作成しておきましょう。

個人事業主の青色申告承認申請書を提出して節税効果を高めよう!

今回は、青色申告承認申請書の書き方を紹介しました。

無料ツール『開業freee』を使えば、誰でも簡単に作成できます。

青色申告承認申請書には難しい項目もあるため、無料ツールをうまく活用して作成しましょう。

▼公式サイトはこちら

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