フリーランスとは、企業や組織に所属せずに仕事をする人のことです。
ここでは、会社員やアルバイトと比較しながら、フリーランスという働き方の特徴について解説します。
個人事業主との違いや加入する健康保険などについても解説していますので、参考にしてください。
フリーランスという働き方の4つの特徴
1.組織に属さない
フリーランスの人は、企業と一緒に仕事をすることはありますが、雇用されているわけではありません。
案件ごとに依頼を受け、業務委託契約などを結んで仕事をします。
基本的には案件が終了するごとに報酬が支払われるため、アルバイトのような時給や会社員のような月給はありません。
(ただし、契約によっては時給のような形式で報酬を受け取る場合もあります。)
継続して仕事の依頼を受ける努力が必要な反面、働く量を自分で調整しやすいというメリットもあります。
2.働く場所を自由に決められる
一般的な会社員は、働く場所が固定され毎日通勤する必要がありますが、フリーランスは基本的に働く場所を固定されません。
例えば、フリーのWebライターなら自宅やカフェで仕事ができますし、地方に住みながら都市部の企業の仕事を引き受けることも可能です。
依頼内容によっては特定の場所へ行って働くこともありますが、職場や人間関係が長期間固定されることはほとんどありません。
3.働く時間を自由に決められる
働く時間を自由に決められるのもフリーランスの特徴です。
もちろん仕事の期限を守る必要はありますが、1日何時間働くか、何時から何時まで働くか、何曜日に働くか、といったことを自分で決められます。
そもそも、仕事を引き受けるかどうかも自分で判断する必要があります。
自由ではありますが、納期を守ってクライアントの信頼を得ることや、仕事とプライベートの兼ね合いを考えることなど、自分の行動をしっかりと管理することが大切です。
4.国民年金や国民健康保険に加入する
会社員は厚生年金に加入しますが、フリーランスは国民年金に加入します。
自分で加入の手続きをする必要があるので、忘れないよう注意が必要です。
健康保険については、国民健康保険に加入するか、会社員の頃に加入していた健康保険組合の保険を任意継続するか選択できます。
どちらが安くなるか確認して決めましょう。
フリーランスと個人事業主はどう違う?
フリーランスと個人事業主は、企業に属さないという点では同じですが、若干の違いはあります。
個人事業主とは、個人で事業を行う者として税務署に開業届けを提出している人のことです。
フリーランスには、個人事業主の他、法人設立している人も含まれます。
フリーランスの方が個人事業主より広い概念といえるでしょう。
これらの違いについては別の記事でも詳しく解説しています。
フリーランスになって自由な働き方を手に入れよう
私は約7年間、会社員として働いた後、フリーランスになりました。フリーランスになると、自分で仕事を取ってきたり、確定申告を行ったり、大変な部分もたくさんありますが、それ以上にやりがいがあると感じています。
フリーランスになるのは全く難しいことではありませんので、一つずつ準備していきましょう。