このサイトの記事は全て自分で書いていますが、実は私は文章が苦手です。
昔から読書感想文の宿題が大嫌いでしたし、今でも記事を書くのに苦労しています。
文章が書けない理由は、人それぞれ異なるでしょう。
この記事では、私が文章を書くために実践していることを紹介します。
文章が書けないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.「文章が書けない」ときは自分の素直な気持ちを書く
文章が書けないという悩みを解決する1つ目のテクニックは、自分の素直な気持ちをそのまま書くことです。
自分の気持ちをそのまま書くなんて簡単なこと、と感じるかもしれません。
しかし、自分の気持ちをしっかりと把握して、それを素直に文章化することは、実はとても難しいことなのです。
例えば、小学生の頃の読書感想文を思い出してみてください。
「○○という本を読みました。面白かったです。」で終わってしまうことはありませんでしたか?
私はありました。
なぜ、感想文がうまく書けなかったのでしょうか?
今考えると、素直な感想を書いていなかったから、という理由が大きいのではないかと思います。
「面白かった」と書いておきながら、素直な気持ちは別にあったわけです。
- 本当は読書なんてしたくないのに宿題だから仕方ない
- 面白くなくても「面白かった」と書くことが読書感想文における正解だ
- 「つまらなかった」と書いてしまうと「理解していない」とバカにされそう
などと、子どもながらに考えるわけですね。
そこで「面白かった」と書いてしまうのですが、自分の気持ちに嘘をつくと、その先の文章は書けません。
なんとかあらすじを書き連ねて原稿用紙を埋める、という方法で乗り切った方も多いのではないでしょうか?
嘘っぽい文章は、書くのも読むのも辛いものです。
大人になると読書感想文を書くことはないと思いますが、以下のような場面でも、素直な気持ちを書くことと嘘は書かないことを意識しましょう。
- ブログで小説や映画の感想を書く
- アフィリエイトのために商品やサービスの紹介文を書く
2.「文章が書けない」ときは具体的な表現を心がける
曖昧な表現を避け具体的な表現を心がけることも、文章が書けないという悩みを解決するポイントです。
先ほどの「面白い」という表現を例に考えてみましょう。
「面白い」といっても漠然としていますよね。
- ユーモアがあって笑える
- 予想外の展開に驚く
- 知らなかった情報が得られる
- 登場人物の考えに共感できる
など、色々な面白さがありそうです。
どの部分がどのように面白かったのか具体化することで、表現の幅も話の内容も広がるでしょう。
以下のような表現も曖昧なので、具体的に書いてみてください。
- すごい
- やばい
- きれい
- すばらしい
- すてき
さらに、なぜそう感じたのか、自分を分析するようなイメージで書くのもポイントです。
例えば次の文章のように、登場人物に共感する理由について、自分の体験や考えを交えて説明すれば話が広がっていくでしょう。
「学生時代、僕は環境に馴染めずに悩んでいました。そのため、主人公が学校へ行かず引きこもっていたことには共感を覚えます。」
3.「文章が書けない」ときは誰におすすめなのかを考える
1つ目の項目で、素直な気持ちを書くことや嘘を書かないことが大切、と述べました。
しかし、「面白くなかった」などとネガティブな気持ちをストレートに書くのが難しい場面もあるでしょう。
- 収益を上げるために商品やサービスをおすすめしたい
- クライアントから特定の商品やサービスを紹介するよう依頼された
といったケースが考えられます。
その場合は、商品やサービスがどんな人におすすめなのかを分析してみましょう。
自分には合わなかったけれど、商品やサービス自体は優れているという可能性もあります。
また必要に応じて、どんな人にはおすすめできないかについても記載します。
メリット・デメリット、良い点・悪い点というように、両面から記載することでより客観的な文章になるでしょう。
4.「文章が書けない」ときは型を使ってみる
自由に文章を書くのはとても難しいことです。
文章が書けないと悩むときは、型を使ってみることをおすすめします。
文章の基本は「起承転結」といわれますが、実はこの形でまとめるのはとても難しいので、私は以下のような型を使っています。
- 「リード文+本文+まとめ」型
- ポイント列挙型
- PREP型
ブログ記事の多くは、「リード文+本文+まとめ」という型で書かれています。
また、本文の部分はポイント列挙型で書かれることが多いでしょう。
この記事も、「リード文+本文+まとめ」という型を使いつつ、文章が書けないときの対処法をポイント列挙型で紹介しています。
ポイントを並列的に記載するため、複雑な論理展開を考える必要がありません。
PREP型は、
- Point:結論
- Reason:その理由・根拠
- Example:具体的事例
- Point:最終的な結論
という流れで書く方法です。
起承転結とは逆に結論を最初に書くため、読者が記事全体の内容を把握しやすいというメリットがあります。
それぞれの型については、以下の記事で詳しく解説していますので読んでみてください。
5.「文章が書けない」ときは検索ニーズを調べる
Web上の記事が書けない場合は、検索ニーズを調べてみるのもおすすめです。
検索ニーズとは、あるキーワードで検索する読者が知りたいことを意味します。
記事のテーマを決めた後、そのテーマについて読者が知りたいことを把握しておけば、紹介する内容も絞られ文章が書きやすくなるでしょう。
検索ニーズの調べ方は以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
6.「文章が書けない」ときはターゲットを絞る
読者への配慮をしすぎて文章が書けないときは、ターゲットを絞ってみましょう。
全ての人に喜ばれるような文章は存在しません。
誰かにとって役立つ文章が、他の人には全く役に立たないという場合もあります。
また、誰かを優しく包み込む表現が、他の誰かを傷つけることもあるでしょう。
読者へ配慮することは大切ですが、自分のメッセージを誰に一番届けたいのか、考えてみてください。
7.「文章が書けない」ときは自分が読みたいことを書く
いくら考えても、読者のことを完全に把握するのは不可能です。
このサイト内の記事は、ある程度、検索ニーズを想定したうえで書いています。
しかし、「ばっちり書けた」と感じる記事がほとんど読まれていなかったり、逆に「失敗したかな」という記事のアクセスが多かったり、予想外のことはよく起こります。
また、読者のことばかりを考えると、自分の書きたいことが書けなくなり、つまらないと感じることもあるでしょう。
もし文章を継続して書いていきたいのなら、執筆を楽しむことが大切です。
読者のことばかり考えて文章が書けないときは、「自分が読者」と想定し、自分が読みたいことを書いてみましょう。
「文章が書けない」という悩みを解決するにはたくさん書くことが重要!
この記事では、文章が書けないときの対処法を紹介しました。
結局のところ、文章は書かなければ上達しません。
継続的に書いていきましょう。
そもそも書くネタが見つからないという方は、次の記事を読んでみてください。
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