
自由な働き方を実現するためにフリーランスを目指す人も増えてきました。
フリーランスには、
- 場所や時間に縛られずに働ける
- 無駄な人間関係に悩むことが減る
といったイメージもあり、「会社員よりも自由に働けそう!」と思っている人も多いでしょう。
確かに会社を辞めて独立することで多くのメリットを得られますが、自由な部分だけではないため、フリーランスにはあまり向いていない人がいるのも事実です。
そこでこの記事では、
- フリーランスに向いている人の特徴
- フリーランスに向いていない人が独立するためのコツ
などを紹介します。
現役フリーランスの私が活動を通して感じたことをもとに解説しますので、独立を決める前にぜひチェックしてください。
フリーランスに向いている人の4つの特徴
以下の項目に当てはまる人は、フリーランスに向いているでしょう。
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
1.スケジュールや働き方をしっかりと管理できる
しっかりと自己管理ができる人はフリーランスに向いているでしょう。
一般的な会社員の場合は、
- 出社時間や退社時間
- やるべき作業やノルマ
などが決められています。
決まった日に給料が振り込まれますし、税金は天引きされるため、ほとんど気にする必要はありません。
勤務時間や勤務場所の制約はありますが、スケジュールや働き方などを自分で管理する場面は少ないといえるでしょう。
一方、フリーランスの場合は、
- 勤務時間
- 納期
- 収入
- 税金
などをすべて自分で管理しなければなりません。
クライアントに依頼された仕事が納期に間に合わなかったり、仕事がもらえず収入が減ったりしても、自分の責任で処理する必要があります。
逆に自己管理ができてさえいれば、何時に寝て何時に起きて、どこで仕事をしてもOKです。
自己管理が得意な人は、楽しみながらフリーランスとして働いていけるでしょう。
2.面倒な事務作業などもコツコツとこなせる
フリーランスになると、本業以外のさまざまな作業も自分で行う必要があります。
- 仕事を得るための営業
- クライアントとの連絡
- お金の管理
- 税金対策や確定申告
など、会社に所属しているときは他の社員が担当していた作業も自分で行わなければなりません。
フリーランスは「自分ひとりの小さな会社」というイメージです。
苦手な作業を外注することも可能ですが、費用が発生してしまうため、ある程度は自分でこなす必要があります。
「面倒な作業は絶対に避けたい!」という人は、あまりフリーランスには向いていないでしょう。
3.仕事とプライベートのバランスを保てる
フリーランスとして働いていると、仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちです。
会社員であれば帰宅することでオン・オフのスイッチを切り替えられますが、フリーランスとして自宅で仕事をすると、場所による切り替えができません。
働く時間も自由に決められるため、仕事の依頼を受けすぎて体調を崩してしまう可能性もあります。
フリーランスとして働くなら、
- 勤務時間を決める
- 定休日を決める
- クライアントから依頼を受ける上限を決める
など、仕事とプライベートのバランスをうまく保つことが大切です。
4.意識的にスキルアップできる
フリーランスは常にスキルアップしていく必要があります。
会社員であれば、
- 会社全体の信用力
- チームの組織力
などを使って仕事を進められますが、フリーランスの場合は自分のスキルと実績のみが武器です。
フリーランスとして働く人も多いため、気を抜くとすぐにライバルに差をつけられてしまいます。
ライターであれば文章力、イラストレーターであればデザイン力など、常に個人の能力を高めていきましょう。
- コミュニケーション力
- マーケティング力
- 営業力
など、仕事を得るためのスキルを磨くことも重要です。
すべてのスキルを身につける必要はありませんが、得意分野を中心として幅広い能力を鍛えていきましょう。
会社員であれば研修などを通してスキルアップを図れますが、フリーランスの場合は自分で意識して動かなければ情報さえ得ることができません。
フリーランス同士のつながりを広げたり、コミュニティに所属したりして、スキルアップを図ることも大切です。
フリーランスに向いていない人の特徴とは?対策も解説
次のような人は、あまりフリーランスには向いていないでしょう。
ただし、上記の項目に当てはまるからといって、絶対にフリーランスになれないわけでもありません。
ここでは独立を目指すための対策を紹介しますので、チェックしておきましょう。
1.営業活動が苦手な人はフリーランスエージェントを利用しよう
営業活動が苦手な場合は、
といったフリーランスエージェントを利用するとよいでしょう。
一般的なフリーランスエージェントは、営業活動や単価交渉、契約手続きなどを代行してくれるため、スムーズに仕事を始められます。
2.税金対策や確定申告が苦手な人は税理士に依頼しよう
税金対策や確定申告の作業をしたくない人は、
などを利用して税理士に依頼するとよいでしょう。
小規模な事業の場合は、それほど費用はかかりません。
苦手な作業を外注して、自分は本業に集中するのもよい方法です。
3.スケジュール管理が苦手な人はツールを利用しよう
スケジュール管理を代行してもらうのは難しいため、カレンダーツールなどを活用しましょう。
とくに
- クライアントとの会議
- 仕事の納期
といった重要な予定は、しっかりと管理しなければなりません。
通知機能などを利用して忘れないようにしましょう。
フリーランスに向いている人は独立の準備を始めよう!
今回は、フリーランスに向いている人・向いていない人の特徴を紹介しました。
「自分はフリーランスに向いている!」と感じるなら、独立の準備を始めるとよいでしょう。
また、向いていない人の特徴に該当していても、落胆する必要はありません。
苦手なことがあっても、代行サービスやサポートツールを利用しながら稼いでいるフリーランスも多いため、まずは自分の苦手分野をしっかりと把握しておきましょう。