この記事では、Webディレクションに役立つ検定や資格をまとめて紹介します。
- Webディレクターとしてスキルアップしたい
- フリーランスのWebディレクターになりたい
という人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
Webディレクションの資格は必要?
Webディレクターとして働くうえで資格が必要というわけではありません。
Webディレクターの仕事は、ライターやデザイナーに指示を出したり、スケジュールの進捗状況を管理したりすることです。
仮に資格を取ったとしても、
- 実績や経験が少ない
- コミュニケーション能力が不足している
といった状態では、仕事をスムーズに進めることは難しいでしょう。
Webディレクターとして活躍したいなら、資格取得だけではなく、Web制作会社などで実務経験を積むことが大切です。
Webディレクターが資格を取得する2つのメリット
実務経験が大切とはいえ、資格にまったく意味がないわけではありません。
Webディレクターが資格を取得することには、次のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて簡単に解説しますので、チェックしておきましょう。
1.ディレクションスキルを客観的に証明できる
資格は、自分のスキルや知識を客観的に証明するのに役立ちます。
履歴書やプロフィール欄に記載しておけば、
- Webディレクションに関する一定のスキルがあること
- 勉強を通して多くの知識を積極的に吸収していること
などをアピールできるでしょう。
ただし前述のとおり、資格をアピールするだけで仕事を獲得できるとは限りません。
経験を積み、現場で通用するレベルまでディレクション能力を高めることも忘れないようにしましょう。
2.勉強の過程でスキルアップできる
受験勉強の過程で新しい知識やスキルを習得できることは、資格を取得する大きなメリットです。
Webディレクターとして働くためには、
- ライティング
- デザイン
- SEO
- スケジュール管理
といった幅広いジャンルの知識を習得する必要があります。
受験勉強を通して知識の幅を広げておけば、活躍できる場面が増えるでしょう。
Webディレクションに役立つおすすめ検定・資格一覧
Webディレクションに役立つ検定や資格には、下表のようなものがあります。
検定・資格名 | 受験料(税込) | 受験資格 | 資格有効期限 |
Webディレクター | 11,000円 | 特になし | 2年間 |
Webプロデューサー | 11,000円 | 特になし | 2年間 |
ITパスポート | 7,500円 | 特になし | 特になし |
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ) | 無料 | 特になし | 1年間 |
Google広告の認定資格 | 無料 | 特になし | 1年間 |
情報セキュリティマネジメント試験 | 5,700円 | 特になし | 特になし |
ビジネス著作権検定 | 上級:8,000円 初級:5,100円 | 特になし | 特になし |
ネットマーケティング検定 | 6,000円 | 特になし | 特になし |
マーケティング・ビジネス実務検定 | A級:12,760円 B級:7,480円 C級:6,270円 | 特になし | 特になし |
ネットショップ実務士 | レベル1:7,000円 レベル2:7,500円 | 特になし | 特になし |
以下、それぞれの検定や資格について詳しく解説していきます。
1.Webディレクター
受験料(税込) | 11,000円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 2年間 |
『Webディレクター』は、株式会社ボーンデジタルが運営する「Webディレクション試験」に合格することで得られる資格。
- Webディレクターとして転職したい人
- 企業のWebサイト運営を担当している人
- フリーランスWebディレクターとして独立したい人
などにおすすめです。
試験に合格するためには、
- Webサイト設計
- 現状分析
- プロジェクト企画
- 工程管理
といった幅広い知識を身につける必要があります。
公式テキストと公式問題集での学習が推奨されていますので、チェックしておきましょう。
2.Webプロデューサー
受験料(税込) | 11,000円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 2年間 |
『Webプロデューサー』という資格は、株式会社ボーンデジタルが運営する「Webプロデュース試験」に合格することで得られます。
WebプロデューサーやWebコンサルタント向きではありますが、以下のような内容が出題されるため、Webディレクターにもおすすめの資格といえるでしょう。
- インターネットビジネスのプロデュース
- Webマーケティングの手法
- Webサイトのプロデュース
- Webサイトの設計
受験資格は特になく、勉強さえしておけば誰でも合格を狙えます。
3.ITパスポート
受験料(税込) | 7,500円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 特になし |
『ITパスポート』は、ITに関する基礎知識を証明してくれる資格。
IT系の資格のなかでは、数少ない国家資格です。
Webディレクションに特化した資格ではありませんが、取得すればWeb業界で働くうえで役立つ知識を幅広く習得できるでしょう。
資格の有効期限は特にありません。
試験に合格するためには、
- システム開発
- プロジェクトマネジメント
- プログラミング
- ヒューマンインタフェース
- ネットワーク
- セキュリティ
など、幅広い内容について勉強する必要があります。
効率よく勉強したい場合は、
などの短期集中型オンライン講座を利用するのもおすすめです。
4.Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
受験料(税込) | 無料 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 1年間 |
『Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)』は、Googleが運営する資格。
この資格を取得すれば、アクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスの習熟度を証明できます。
資格を取得するためには、Googleアナリティクス理解度テストに合格しなければなりません。
アクセス解析は、Webディレクターに必須のスキルのひとつです。
スキルショップアカウントを作成するだけで簡単に受験できますので、ぜひ挑戦してみましょう。
5.Google広告の認定資格
受験料(税込) | 無料 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 1年間 |
『Google広告の認定資格』は、Google広告についての知識があることを、Googleが公式に認定してくれる資格です。
この資格を取得しておけば、Googleに認められたオンライン広告のプロであることを証明できます。
資格は以下の4つに分かれているため、興味のあるものを受験しましょう。
- 検索広告認定資格
- ディスプレイ広告認定資格
- 動画広告認定資格
- ショッピング広告認定資格
資格は、Googleが提供するオンラインプログラム「スキルショップ」にて取得できます。
有効期限は1年間であり、更新するためには再度受験して合格しなければなりません。
6.情報セキュリティマネジメント試験
受験料(税込) | 5,700円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 特になし |
『情報セキュリティマネジメント試験』は、多様化するサイバー攻撃や内部不正に対応するため、2016年から始まった国家試験です。
Webサイトの制作や運営に関わるうえで、セキュリティに関する知識は欠かせません。
この試験を受けることで、
- サイバー攻撃の手法
- 適切な情報管理
- トラブル対応
といった情報セキュリティマネジメントの基礎知識を習得できるでしょう。
『LEC(情報セキュリティマネジメント試験対策講座)』などを利用すれば、効率的に勉強できます。7.ビジネス著作権検定
受験料(税込) | 上級:8,000円 初級:5,100円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 特になし |
『ビジネス著作権検定』は、著作権に関する基礎知識や応用力を問う試験です。
Webサイトをデザインしたり、コンテンツを作成したりする際には、著作権に関する知識が欠かせません。
法律違反をしてしまわないよう、しっかりと理解しておくことが大切です。
この検定を受けることで、
- 著作権法の概要
- 著作権で保護されるもの
- 著作権の保護期間
- 著作権の侵害
といった知識を習得できるでしょう。
8.ネットマーケティング検定
受験料(税込) | 6,000円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 特になし |
『ネットマーケティング検定』は、Web広告やWeb集客についての網羅的な知識を問われる試験です。
Webマーケティングに関する基礎知識を問う問題と、実際のシチュエーションを想定した事例問題で構成されています。
- Webサイトを活用した集客
- 市場調査
- SEOやSEM
- 商品の販売手法
といった幅広い知識が身につくため、Webディレクターを目指す人にもおすすめといえるでしょう。
9.マーケティング・ビジネス実務検定
受験料(税込) | A級:12,760円 B級:7,480円 C級:6,270円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 特になし |
『マーケティング・ビジネス実務検定』は、国際実務マーケティング協会が運営している検定。
マーケティング理論だけでなく、実務で役立つスキルを習得できるのが大きな特徴です。
検定は、以下3つのレベルに分かれています。
- A級:戦略立案や意思決定ができるレベル
- B級:業務の運営ができるレベル
- C級:定型業務ができるレベル
マーケティング知識とマーケティング事例の分野から出題されるため、幅広い内容を勉強しておかなければなりません。
10.ネットショップ実務士
受験料(税込) | レベル1:7,000円 レベル2:7,500円 |
受験資格 | 特になし |
資格有効期限 | 特になし |
『ネットショップ実務士』は、ECサイトの構築や運営に関わるWebディレクターにおすすめの資格です。
この資格を取得することで、
- マネジメント能力
- Web制作能力
- 運営能力
- プロモーション能力
といったネットショップに関するスキルを証明できます。
次の2つのレベルに分かれているため、実力に応じて選択しましょう。
- レベル1:ECサイト運用や集客業務などの基礎知識が問われる
- レベル2:業界の動向や顧客対応などの実践的知識が問われる
▼公式サイトはこちら
Webディレクション能力の向上を目指して検定を受けよう!
今回は、Webディレクションに関する検定や資格を紹介しました。
検定や資格は、自分のWebディレクション能力を証明する手段のひとつです。うまく活用して転職や仕事獲得につなげましょう。
ただし、検定を受けることや資格を取得することが目的になってしまうと意味がありません。
あくまでもスキルアップを目指すことが重要です。
また資格取得以外にも、Webディレクション能力を伸ばす方法はあります。以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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