
Webライターとして活動するうえで、とくに必要な資格などはありません。
ただし、安定した収入を得るためには、さまざまなスキルが必要です。
そこでこの記事では、
- Webライターに必須のスキル
- 収入をアップさせるために必要なスキル
- スキルアップの方法
などについて解説します。
Webディレクターとして1,000人以上のライターの記事を添削した経験をもとに、必要なスキルや勉強方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
Webライターに必須の4スキル
Webライターの仕事をしたい人は、次の4つのスキルを身につけておきましょう。
- 基本的な日本語力
- 情報収集スキル
- 難しい内容をわかりやすく伝えるスキル
- 基本的なコミュニケーションスキル
以下、それぞれのスキルについて詳しく解説します。
1.基本的な日本語力
メディアにもよりますが、小説のように芸術的な文章表現を求められるケースはほとんどありません。
基本的には、
- 正しい文法
- 正しい言葉の使い方
を知っておけばOKです。
多くのWebサイトに掲載されている記事はWebライターが執筆したものであるため、いくつか読んでみると、どの程度の文章が求められるのかをイメージできるでしょう。
2.情報収集スキル
Webライティングをするときは、主にインターネットで必要な情報を集めます。
インターネット上には膨大な量のWebサイトがあるため、読者にとって有益な情報を効率的に集めることが大切です。
根拠のない情報を発信している記事もあるため、複数のWebサイトを見て、真偽を確認することも欠かせません。
- 官公庁のホームページ
- 企業のオウンドメディア
- ニュースサイト
- 個人ブログ
など、さまざまな記事を読んで正確な情報を集めましょう。
3.難しい内容をわかりやすく伝えるスキル
必要な情報を集めたら、記事を書いていきます。
クライアントから記事構成が指定されている場合もありますが、とくに指定がない場合は、
- 全体の構成
- ざっくりとした流れ
を最初に決めておくとスムーズに書けるでしょう。
Webサイトの記事は老若男女さまざまな人に読まれるため、誰でも理解しやすい文章を書かなければなりません。
難しい言葉や専門用語には補足説明を加えながら書くことが大切です。
読者層が明確に指定されていない場合は、中学生でも理解できるレベルを意識するとよいでしょう。
4.基本的なコミュニケーションスキル
Webライターとして働くためには、基本的なコミュニケーションスキルも必要です。
クライアントから仕事の依頼を受けたり、記事を納品したりする際は、メールやチャットを利用するケースが多いため、丁寧な文章を心がけましょう。
Webライターとしての収入アップにつながる3つのスキル
次のようなスキルや知識を習得すれば、Webライターとしての年収をアップさせられます。
- Webライティングのテクニック
- SEOに関する知識
- WordPressの基本的な操作方法
ただし、いきなりすべてのスキルを身につける必要はありません。仕事をしながら少しずつスキルアップしていけばOKです。
1.Webライティングのテクニック
Webサイト上の記事の大きな特徴は、無料で読めることです。
途中で読むのをやめても読者は損をしないため、
- わかりにくい
- つまらない
と感じると、簡単に離脱されてしまいます。
小説とは異なり、
- すぐに結論を知りたい
- 簡単に説明してほしい
という読者が多いこともWebサイトの記事の特徴です。
正しい情報や役に立つ内容を書いたとしても、論文や新聞記事のように堅苦しい文章では最後まで読んでもらえないでしょう。
読者に最後まで読み進めてもらうためには、
- 見出しを読むだけで概要がわかるようにする
- 答えが書かれている部分を明示する
- 結論を先に書く
といったWebライティングならではのスキルを身につけなければなりません。
とはいえ、最初からできる人はいませんので、手を動かしながら学んでいきましょう。
2.SEOに関する知識
Webライターとして活躍するためには、SEOに関する知識も欠かせません。
SEO(Search Engine Optimization)とは、記事が検索結果の上位に表示されるように、さまざまな対策を講じることです。
具体的には、
- 検索キーワードをタイトルに含める
- 適切な見出しを設定する
- 文字数を調整する
など、多くのテクニックが用いられます。
Googleなどの検索エンジンは読者にとって有益な記事を高く評価するため、テクニック的なことだけではなく、読者が求める情報を把握して読みやすい文章を書くことも重要です。
SEOまで理解しているWebライターはあまり多くないため、勉強しておけばクライアントに重宝され、高単価案件の受注にもつながるでしょう。
3.WordPressの基本的な操作方法
WordPressとは、Webサイトに記事を投稿したり、デザインを変更したりするツールです。
執筆からWordPressでの投稿まで含めた高単価案件もあるため、基本的な操作方法を覚えておくと、受注できる仕事の幅が広がり収入もアップします。
WordPressを使うために、難しいプログラミングスキルなどを習得する必要はありません。
- 記事の投稿
- 見出しの設定
などは誰でも簡単にできるため、ぜひ勉強しておきましょう。
ここで紹介した
- Webライティング
- SEO
- WordPress
という3つのスキルを習得すれば、自分のWebサイトを構築して集客したり、アフィリエイトで稼いだりすることも可能です。
Webライターとしてスキルアップするための5つの方法
Webライターに必要なスキルを習得するためには、次のような方法で勉強しましょう。
- 参考書を読む
- スクールや通信講座を利用する
- オンライン学習サイトを活用する
- ブログを書く
- 仕事をしてみる
以下、それぞれのスキルアップ方法について詳しく解説します。
1.Webライティングの参考書を読む
Webライティングや文章術に関する参考書を読むことは、手軽に実践できるスキルアップ方法です。
ここでは初心者にもおすすめの本を3冊紹介しておきます。
文章の基本を学ぶなら『新しい文章力の教室』
- 日本語の基本
- 情報収集のコツ
- 文章構成テクニック
を学ぶなら、この本がおすすめです。
ニュースサイトの編集長である著者が、初心者ライターを教育してきた経験をもとに、正確な情報を簡潔にまとめる方法を教えてくれます。
作文が苦手という人でも、わかりやすい文章を書けるようになるでしょう。
Webライティングの基本を学ぶなら『沈黙のWebライティング』
Webライティングの基本を学びたい人には、この本がおすすめです。
- Web集客
- SEO
- コンテンツマーケティング
など、Webライターに必要な内容を網羅的に学習できます。
ストーリー形式で解説してくれるため、読書が嫌いな人でも楽に読み進められるでしょう。
SEOの基本を学ぶなら『10年つかえるSEOの基本』
- SEOの本質
- 検索エンジンの仕組み
などについて学びたい場合は、この本がおすすめです。
SEOのテクニックだけを知っていても、検索結果の上位を獲得することは難しいでしょう。検索エンジンにおいては、頻繁にアップデートが行われるからです。
この本でSEOの本質を理解しておけば、検索エンジンのアップデートやルール変更にも対応できるため、上位表示を獲得しやすくなるでしょう。
2.Webライティングのスクールや通信講座を利用する
費用をかけてじっくりと学びたい場合は、Webライティングのスクールや通信講座を利用するとよいでしょう。
- 日本語の基礎
- Webライティング
- SEOや検索エンジンの仕組み
など、Webライターに必要なスキルを網羅的に習得できます。
Webライターに人気のスクールは以下のとおり。
スクール名 | 料金(税込) | 期間 | 学び方 |
ヒューマンアカデミー (Webライティングコース) ![]() | 32,000円〜 | 6ヶ月 | テキスト |
SHElikes (ライターコース) ![]() | 10,780円〜 (入会金162,800円) | 1ヶ月〜 | オンライン・通学 |
Writing Hacks | 69,800円 | 無制限 | オンライン |
通信講座を利用するなら、ヒューマンアカデミー株式会社が運営する『たのまな(Webライティングコース)』がおすすめです。
オンラインスクールなら、
- SHElikes
(女性限定)
- Writing Hacks
などを利用するとよいでしょう。
3.オンライン学習サイトを活用する
『Udemy』などのオンライン学習サイトを利用するのも、おすすめのスキルアップ方法です。
スクールや通信講座と比較すると低価格で学べることが大きなメリットといえるでしょう。
試しに『Udemy』でWebライティングに関するコースを検索してみると、以下のようなものが見つかりました。
- WEBライティングで稼げるようになる!ゼロから始めるライティング講座|在宅副業&脱サラを目指すコース
(24,000円)
- 1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティング
(5,400円)
- Webライティング基礎講座|現役Webライターが教える100分集中コース
(4,200円)
他にも多くのコースがあるため、気になる人は公式サイトで検索してみてください。
▼公式サイトはこちら
4.自分のブログを開設する
Webライティングのスキルを高めるためには、実際に文章を書くことも欠かせません。
参考書を読んだりスクールを利用したりする場合でも、文章を書く機会を増やすようにしましょう。
とくにおすすめなのは、自分のブログやWebサイトを開設することです。
読者を想定して書くことで、伝わりやすい文章を書く意識が高まります。ついでにアフィリエイトを始めれば、収入アップにもつながるでしょう。
WordPressでアフィリエイトサイトを構築する方法をチェック>>
無料の『はてなブログ』でアフィリエイトを始める方法をチェック>>
5.Webライティングの仕事を始めてみる
ある程度のスキルを身につけたら、思い切って仕事を受けてみるのがおすすめです。
『クラウドワークス』などで探せば初心者向けの案件が多く見つかるため、ぜひ挑戦してみましょう。
丁寧な連絡を心がければ、有益なフィードバックをもらえるケースもあります。
▼公式サイトはこちら
Webライターに必要なスキルを習得して仕事を始めよう!
今回は、
- Webライターに必要なスキル
- スキルアップの方法
などについて解説しました。
「何から勉強したらよいかわからない…」という場合は、以下のような初心者向けの参考書をざっと読んでみるとよいでしょう。
すべてをマスターしようとせず、読みながら書いてみるくらいの意識で学習するのがおすすめです。