ガチャ代・ゲーム代は経費計上できる?勘定科目や判断基準を解説

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ガチャ代・ゲーム代は経費計上できる?

節税効果を高めるためには、できるだけ多くの費用を経費として計上することが大切です。

ガチャ代やゲーム代についても経費として認められるケースもあるため、しっかりと理解して経費処理をしましょう。

この記事では、フリーランスや個人事業主向けに、

  • ガチャ代やゲーム代を経費計上できるケース
  • 経費計上するときの勘定科目

などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ガチャ代・ゲーム代が経費として認められるケース

そもそも経費とは、事業に関係する出費のことです。

ガチャ代やゲーム代についても、事業を行ううえで必要な出費であれば、経費として計上できます。

たとえば以下のような場合は、ガチャ代やゲーム代を経費計上しても問題ないでしょう。

ガチャ代・ゲーム代を経費計上できるケース
・ゲーム実況をしているYouTuberがゲーム内のガチャに課金した場合
・ゲーム攻略サイトを運営しているライターがゲームを購入した場合
・キャラクターデザインをしているイラストレーターがゲームを購入した場合

以下、それぞれのケースについて詳しく解説します。

ゲーム実況をしているYouTuberがゲーム内のガチャに課金した場合

ゲーム実況をしているYouTuberが

  • ◯◯が出るまでガチャ回してみた!
  • ガチャ100連試してみた結果!?

といった企画のためにゲーム内のガチャに課金した場合、その費用は経費として計上できるでしょう。

ただし、事業に関する費用であることを証明するために、YouTubeにアップした動画などをしっかりと保存しておくことが大切です。

また、プライベートでもそのゲームを楽しんでいる場合は、全額を経費とするのではなく、家事按分によって何割かを経費計上するとよいでしょう。

当然ですが、YouTuberとしての活動とは関係のないガチャ代やゲーム代は、経費計上できません。

勘定科目・仕訳例

借方貸方摘要
通信費 10,000円普通預金 10,000円ガチャ代

ゲーム内のガチャに課金して、事業用の口座から支払った場合は、上記のように仕訳します。

摘要欄に、ゲーム名や制作した動画のタイトルなども記載しておくとよいでしょう。

ゲーム攻略サイトを運営しているライターがゲームを購入した場合

  • ゲーム攻略サイト
  • ゲーム紹介サイト

などを運営しているライターがゲームを購入したり、ガチャに課金したりした場合も、その費用を経費計上できるでしょう。

ただし、ゲームを購入したのに記事を書いていない、といった場合は経費として認められない可能性もあります。

ゲーム代を経費計上するなら、しっかりと記事を書いて保存しておくことが大切です。

勘定科目・仕訳例

借方貸方摘要
消耗品費 6,000円普通預金 6,000円ゲーム代

攻略サイトの記事を書くためにゲームを購入した場合は、上記のように仕訳しましょう。

キャラクターデザインをしているイラストレーターがゲームを購入した場合

  • キャラクターデザイン
  • 背景デザイン

などの仕事をしているイラストレーターが、事例研究やスキルアップのためにゲームを購入した場合も経費として認められるでしょう。

ただし、プライベートでもそのゲームで遊んでいる場合は、家事按分により50%を経費とするといった対応をしておくのがおすすめです。

按分比率は状況に応じて自由に設定できます。

勘定科目・仕訳例

借方貸方摘要
研究費 5,000円普通預金 5,000円ゲーム代

キャラクターデザインの参考例を探すためにゲームを購入した場合は、上記のように勘定科目「研究費」として仕訳をします。

ただ、勘定科目を選ぶときの絶対的なルールはないため、消耗品費などとしてもよいですし、新しい勘定科目を作ってもOKです。

ガチャ代・ゲーム代を経費計上するときの2つの注意点

ガチャ代やゲーム代を経費計上するときは、次のようなポイントに注意しましょう。

  1. 必要に応じて家事按分しておく
  2. 領収書だけでなくWebサイトの記事やYouTube動画なども保存しておく

以下、それぞれの注意点について簡単に解説します。

1.必要に応じて家事按分しておく

ガチャ代やゲーム代に限りませんが、プライベートでも使用するものは家事按分したうえで経費計上しましょう。

とくにガチャ代やゲーム代は、プライベートな費用のようにも思われるため、税務署に指摘される可能性もあります。

なんでもかんでも全額経費とするより、必要に応じて家事按分しておくほうが、税務署に「きちんと経費を管理しているな」といったよい印象を与えられるでしょう。

2.領収書だけでなくWebサイトの記事やYouTube動画なども保存しておく

経費計上するときは、領収書やレシートを保存しておくのが基本です。

それだけではなく、仕事に関係する出費であることを証明できるよう、

  • Webサイトに投稿した記事
  • YouTubeにアップした動画
  • 企画書や議事録

なども保存しておきましょう。

ガチャ代・ゲーム代を経費計上して節税しよう!

今回は、ガチャ代やゲーム代を経費計上するときのポイントについて解説しました。

事業と関係ない費用まで経費とするのはNGですが、できるだけ多くの費用を経費計上したほうが節税効果は高まります。

ガチャ代やゲーム代に限らず、どのような出費についても「経費として計上できないか?」と考え、節税につなげましょう。

税金のプロになる必要はありませんが、経費の本質について理解しておくと適切な判断ができるため、以下の参考書などで軽く勉強しておくのがおすすめです。

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フリーランスが経費として計上できるものについては、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスが経費計上できるものをチェック>>

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ガチャ代・ゲーム代以外にもある!忘れずに経費計上しておきたい費用

ガチャ代やゲーム代以外では、次のような費用を経費計上できる可能性があります。

費用勘定科目判断基準
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経費として認められるかの判断基準をしっかりと理解して、節税につなげましょう。

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