テープ起こしや文字起こしには意外と時間がかかるため、業務を効率化したい場合は、専門業者や個人ライターに依頼するとよいでしょう。
この記事では、
- テープ起こし・文字起こしを依頼する方法
- テープ起こし・文字起こしの費用相場
などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
テープ起こし・文字起こしを依頼する3つのメリット
テープ起こしや文字起こしをプロに依頼することには、次のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて詳しく確認していきましょう。
1.業務の効率化につながる
業務を効率化できることは、テープ起こしサービスを利用する大きなメリットです。
テープ起こしや文字起こしは簡単な作業のように思えますが、実際に行ってみるとかなりの時間がかかります。
- 聞き取りにくい部分を繰り返し聞く
- 正しい漢字や専門用語を調べる
といった作業も発生するため、慣れていないと予想以上に時間がかかるのです。
たとえば1時間の音声の場合、単純に聞くだけでも1時間はかかるため、テキスト化するのにはそれ以上の時間が必要となるでしょう。
専門スキルのあるプロに依頼するほうが時間を節約できる場合も多く、
- 業務の効率化
- 人件費の削減
などにつながるケースもあります。
2.素起こし・ケバ取り・整文を使い分けてもらえる
テープ起こしや文字起こしには、次のような方法があります。
- 素起こし:音声をそのままテキスト化する
- ケバ取り:相槌・言い淀みなどを削除する
- 整文:語順や重複表現などを修正する
社内の簡単な打ち合わせであれば、単純なテキスト化でも問題ないでしょう。
ただし、話し言葉をそのまま文章にすると、意味がわかりにくいケースもあります。
クライアントとの重要な会議などの場合は、適切な方法でテキスト化しなければ、記録としての意味をなさないケースもあるでしょう。
重要な議事録を作成する場合は、プロに依頼するほうが安心です。
3.校正作業なども依頼できる
テープ起こしのプロに依頼すれば、音声のテキスト化だけでなく、校正作業やダブルチェックなども行ってくれます。
クオリティの高い議事録を短期間で作成できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
せっかく時間をかけて自分でテキスト化しても、誤字脱字や変換ミスばかりでは意味がありません。
重要な場面では、テープ起こしの専門業者に依頼するとよいでしょう。
テープ起こし・文字起こしを依頼するときの費用相場
テープ起こしを専門業者に依頼するときの費用相場は以下のとおりです。
- 文字単価の場合:1円/文字
- 時間単価の場合:200〜300円/分
たとえば1時間の会議をテキスト化する場合、時間単価で計算すると12,000〜18,000円かかります。
1時間の会議の文字数は15,000〜18,000文字程度であるため、文字単価で計算すると15,000〜18,000円が相場です。
どちらの計算方法を採用するかは業者によって異なるため、依頼する前に確認しておきましょう。
納期や仕上げ方法などにより追加料金が発生する場合もある
1時間の音声データのテキスト化を依頼する場合、一般的な納期は2〜3営業日です。
ただ急ぎの場合は、追加料金を支払って翌営業日に納品してもらうこともできます。
ケバ取りや整文といった仕上げ方法によって料金が異なる業者もあるでしょう。
- 医療関係の学会
- 英語の会議
など、専門的な知識やスキルが必要な場合も、追加料金を求められることがあります。
以上のようなオプションや追加料金の有無は、テープ起こし業者によって異なるため、ホームページなどで確認しておきましょう。
テープ起こし・文字起こしを依頼する3つの方法
テープ起こしは、次のような方法で依頼できます。
それぞれの方法について順番に見ていきましょう。
1.テープ起こしの専門業者に依頼する
テープ起こしの専門業者に依頼するメリットは、以下のとおりです。
- 品質が安定している
- チェック体制が整っている
- 専門的な内容にも対応してくれる
個人に依頼するのと比較すると、ダブルチェックの体制が整っていたり、専門的な知識のあるスタッフが在籍していたりするため、安定した品質を期待できます。
など、さまざまなテープ起こし業者があるため、目的に合うサービスを利用しましょう。
2.クラウドソーシングサイトを使って依頼する
といったクラウドソーシングサイトを使って個人のテープ起こしライターに依頼する、という方法もあります。
専門業者に依頼するよりも費用を節約できることが、クラウドソーシングサイトを利用する大きなメリットといえるでしょう。
ただし、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。
- 発注やライターとの連絡に時間がかかる
- レベルの高いライターの見極めが難しい
- 納品までに時間がかかるケースもある
時間に余裕がある場合は、簡単なテストなどを行ってから依頼するとよいでしょう。
3.スキルシェアサイトを使って依頼する
『ココナラ』などのスキルシェアサイトを利用して、テープ起こしを依頼することも可能です。
クラウドソーシングサイトと同様、比較的安い費用で依頼できます。
ただし、個人に依頼することになるため、実績や口コミなどを事前に確認しておきましょう。
テープ起こし・文字起こしを依頼するときの2つのポイント
テープ起こしや文字起こしを依頼するときは、次の点に注意しましょう。
以下、それぞれのポイントについて簡単に解説します。
1.聞き取れない部分の対応方法を明確にしておく
テープ起こしを依頼するときは、聞き取れない部分の対応を明確に指示しておくことが大切です。
音声データのなかには、声が重なってしまったり、雑音が入ってしまったりして、どうしても聞き取れない部分もあるでしょう。
聞き取れない部分の対応としては、
- タイムスタンプ(該当部分の時間)を記入する
- 記号を記入する
といった方法があります。
依頼する業者やライターと事前に相談して決めておきましょう。
2.専門的な内容に対応できるか確認しておく
医療や不動産など、専門的な内容に対応できるかどうかも確認しておきましょう。
知識がないと、専門用語や固有名詞などを正確に聞き取れないケースもあります。
とくに個人に依頼する場合は、能力や知識の差が大きいため、どのような内容の音声なのかを伝えたうえで対応可能かを確認しましょう。
テープ起こし・文字起こしの依頼先は慎重に選ぼう!
今回は、テープ起こしや文字起こしの依頼方法について解説しました。
クオリティを重視する場合は、
といった専門業者に依頼するとよいでしょう。
費用を節約したい場合は、
などを利用して、個人のテープ起こしライターに依頼するのがおすすめです。
目的に合わせて最適な依頼先を選びましょう。