フリーランスエージェントを利用するなら、マージンの仕組みについて理解しておきましょう。
この記事では、
- マージンの意味
- 一般的なマージン率
について詳しく解説します。
目次
フリーランスエージェントのマージンとは?
マージンとは、フリーランスエージェントを介して案件を受注したときに差し引かれる仲介手数料のことです。
ここでは、マージンの意味について詳しく見ていきましょう。
マージンはフリーランスエージェントの収入源
私たちがフリーランスエージェントを無料で利用できるのは、マージンを収入源にしているからです。
フリーランスエージェントは慈善事業ではないため、何らかの形で収入を得て、社員への給料や事務所の賃料などを支払わなければなりません。
フリーランスから登録料や利用料を取る代わりに、マージンを差し引くことで収入を確保しているのです。
マージンを取ることでフリーランスエージェントは多くのサービスを無料で提供している
一般的なフリーランスエージェントでは、以下のようなサポートを無料で受けられます。
- 案件紹介
- 面談対策
- 単価交渉
- キャリアカウンセリング
当然ですが、新規クライアントを開拓したり、フリーランスの希望に合う案件を探して紹介したりするためにはコストがかかります。
フリーランスエージェントは、支払ったコストに見合うだけの収入をマージンによって確保しているのです。
マージンは、フリーランスが無料で質の高いサービスを受けるための対価といえるでしょう。
フリーランスエージェントはどの段階でマージンを取る?
フリーランスエージェントは、基本的にクライアントとフリーランスの契約が決まったタイミングでマージンを取ります。
どの程度のマージンを取られるかは、フリーランスエージェントや案件などによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
フリーランスエージェントを介さずにマージンが引かれる前の単価で契約することは難しい!
「個人でクライアントと契約すれば、マージンを引かれないで効率よく稼げるのでは……?」と考えるかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
クライアントからすると、無名のフリーランスと直接契約することにはリスクがあるからです。
仮にスキルや能力があったとしても、それを証明することは難しく、仮に契約できたとしても低い単価になってしまう可能性が高いでしょう。
フリーランスエージェントが高い単価で案件を受注できるのは、組織としての実績や信頼性があるからです!
フリーランスエージェントのマージン率はどのくらい?
ほとんどのフリーランスエージェントはマージン率を公開していませんが、一般的には5〜30%程度でしょう。
下表にいくつかのフリーランスエージェントのマージン率をまとめてみました。
フリーランスエージェント名 | マージン率 |
テクフリ | 10%〜 |
PE-BANK | 8〜15% |
コンサルデータバンク | 0% |
レバテックフリーランス | 非公開 |
エージェントごとのマージン率を具体的に見ていきましょう。
テクフリ
『テクフリ』は、主にエンジニアやデザイナー向けの高単価の案件を多く扱っているフリーランスエージェントです。
マージン率10%という案件が全体の35%を占めているため、効率よく稼げるでしょう。
90%を利用者に還元してくれるため、収入アップを図れます。
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PE-BANK
『PE-BANK』は、報酬受取回数によってマージン率が異なるという珍しい仕組みを採用しています。
継続的に利用するほどマージン率が低くなるため、収入アップを期待できるでしょう。
マージン率を完全にオープンにしているのも大きな特徴です。
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コンサルデータバンク
『コンサルデータバンク』は、国内最大級のコンサルタント向けプラットフォームです。
登録しておけば、すべてのサービスを無料で利用できます。
一般的なフリーランスエージェントでは禁止されているクライアントとの直接契約が可能であるため、手数料が発生せず、収入アップを図れるでしょう。
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レバテックフリーランス
『レバテックフリーランス』は、国内最大級のフリーランスエージェントです。
幅広い案件を保有しているため、利用しているフリーランスも多いでしょう。
マージン率は公開されていませんが、10〜20%程度といわれています。
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マージン率が低いフリーランスエージェントを使うべき?
一見、マージン率の低いフリーランスエージェントを利用するほうが効率よく稼げるように思えますよね。
しかし、マージン率だけを見てフリーランスエージェントを選ぶのは避けましょう。
マージン率が高くても多くの収入を得られるケースもあるからです。
たとえば、以下の案件Aと案件Bを比較してみてください。
もとの単価 | マージン率 | 実際の報酬 | |
案件A | 100万円 | 20% | 80万円 |
案件B | 80万円 | 10% | 72万円 |
案件Aのほうがマージン率は高いのですが、多くの報酬を受け取れることがわかります!
大手のフリーランスエージェントはマージン率を高めに設定していることも多いのですが、その分、
- 大企業の高額案件
- 大きなプロジェクト
を保有しているケースもあります。
フリーランスエージェントを利用するときは、マージン率だけではなく、
- 案件の数や種類が多いか
- 希望の仕事に出会えるか
- 継続的に仕事を紹介してもらえるか
といった点にも注目するようにしましょう。
フリーランスエージェントを選ぶときはマージン率以外のポイントにも注目しよう!
今回は、フリーランスエージェントのマージン率について解説しました。
マージン率は重要なチェックポイントですが、それ以外のポイントについてもしっかりと確認しておきましょう。