『文賢』は、文章の誤字脱字や読みやすさをチェックしてくれる有料ツールです。
『文賢』を活用している企業は多く、「校正作業の効率化に役立つ」という声もあるものの、「使えない」という口コミもあるため、導入するか迷っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、『文賢』の
- よい口コミ/悪い口コミ
- 強み/弱み
などを紹介します。
実際に『文賢』を使ってみたうえで、デメリットや実現できないことについても紹介しますので、ぜひチェックしてください。
目次
『文賢』とは文章校正・推敲を効率化するサポートツール
『文賢』は、株式会社ウェブライダーが提供している文章校正・推敲サポートツールです。
株式会社ウェブライダーは、
- SEOに強いWordPressテーマ『賢威』
- Webライティングの入門書『沈黙のWebライティング』
などでも有名ですね。
『文賢』を活用すれば、
- 読みやすさ
- わかりやすさ
- 日本語の誤用
- 誤字脱字
といったポイントを効率的にチェックできます。
ライセンスを購入すればオンラインで使用できるため、パソコンにインストールする必要はありません。通信環境さえ整っていれば、MacでもWindowsでも使用可能です。
文章の作成やチェックを効率化するツールとして、
- JTB
- KDDI
- FUJITSU
といった有名企業のほか、多くのフリーランスWebライターや校正者にも利用されています。
『文賢』の料金プラン
『文賢』の料金プラン(税込)は下表のとおり。
初期費用 | 11,800円 |
月額費用(1ライセンスあたり) | 2,178円 |
ライセンスをまとめて購入すると、以下のとおり月額費用が割引されます。
- 5ライセンス以上:2,069円(5%OFF)
- 15ライセンス以上:1,960円(10%OFF)
- 30ライセンス以上:1,851円(15%OFF)
同じく校正ツールである『Just Right!6 Pro』(51,700円)などと比較すると安いものの、費用をかけて導入する価値があるのかどうか、不安を感じる人も多いでしょう。
次の項目からは『文賢』の
- よい口コミ/悪い口コミ
- 強み/弱み
などを紹介しますので、参考にしながら導入するか検討してみてください。
『文賢』の口コミ・評判【Good編】
まずはよい口コミ・評判をチェックしてみましょう。
ライター[知らなかった表現に出会える]
文章表現機能を使えば、今まで使ったことがない表現に出会えるので勉強になります。少しずつ語彙力と表現力がアップしてきました。
メディア編集者[記事ごとのバラバラ感がなくなった]
漢字とひらがなの使い分けなど細かなルールを設定できるので、膨大な数の記事のチェックや表現の統一がとても楽になりました。ルールの共有もしやすいので、複数人でのチェック作業にも役立っています。
ブロガー[音声読み上げ機能が便利]
音声読み上げ機能をよく活用しています。音声で聞くと、リズムが悪い部分や不自然な部分を発見しやすいと思っています。
SEOディレクター[Webライティングのスキルアップにも役立つ]
見やすい文章、読みやすい文章にするためのアドバイスをもらえるので、クオリティが上がりました。Webライティングのスキルアップにも役立つと思います。
『文賢』の口コミ・評判【Bad編】
よい口コミ・評判だけでなく、悪い評価についてもチェックしておきましょう。
広報[誤字脱字のチェック精度が低いと感じる]
誤字脱字のチェック精度は、他のツールのほうが高いと思いました。表現力を高めたいときは『文賢』が頼りになります。今は複数のチェックツールを併用しています。
ライター[価格が高い]
とても便利な校正ツールですが、価格が高いように感じます。トライアル使用もできないので、導入のハードルが高い。
Webディレクター[自分で読み返すのと同じくらいのレベル]
誤字脱字をある程度は検出してくれるが、自分で読み返すのと同じくらいのレベル。このまま使い続けるか、もう少し使ってみてから判断する予定。
『文賢』を使ってできる4つのこと
『文賢』のメイン機能は以下の4つです。
それぞれの機能について順番に見ていきましょう。
1.文章の読みやすさを高められる
「推敲支援」は『文賢』のメイン機能のひとつです。この機能を使えば、文章の読みやすさを効率的に高められます。
上の画像のように文章を貼り付けるだけで、
- 漢字で書くほうが適切な言葉
- ひらがなで書くほうが適切な言葉
- カタカナで書くほうが適切な言葉
- 二重否定
- 同じ文末表現の連続使用
など、17項目をチェックできます。
チェック項目は状況に合わせてON/OFFを切り替え可能です。
2.誤字脱字や間違った日本語を検出できる
「校閲支援」の機能を活用すれば、
- 誤字脱字
- 日本語の誤用
- 固有名詞の間違い
- ら抜き言葉
- い抜き言葉
- 重複表現
- 半角カタカナ
などを検出できます。
上の画像のように指摘事項が表示されるので、確認のうえ修正しましょう。
校閲支援のチェック項目もON/OFFを切り替え可能です。
3.表現力を高められる
「文章表現」の機能を使えば、文中の言葉に対する関連表現を提案してもらえます。
3,500以上の文章表現や言い換え例が提示されるので、表現力を高めたり、語彙力をアップさせたりするのに役立つでしょう。
たとえば「読む」という言葉に対しては、
- 言葉を追う
- 読み進める
- 目を走らせる
- ページをめくる手が止まらない
といった表現が提示されます。
4.オリジナルルールを設定できる
『文賢』では、
- 漢字とひらがなの使い分け
- 表記ゆれ
などに関するオリジナルルールを設定できます。
自社メディアやクライアントの表記ルールに合わせて自由にカスタマイズできるため、チェックの手間を大幅に削減できるでしょう。
下の画像のように、ルールは簡単に追加できます。
Excelなどを使ってCSV形式で保存しておけば、アップロードするだけでOKです。
クライアントごとの表記ルールに合わせて変更できるので、設定の手間もかかりません。
『文賢』では実現できない2つのこと
ここまで紹介したように、『文賢』にはさまざまな機能が搭載されていますが、以下のようなことは実現できません。
それぞれのポイントについて確認していきましょう。
1.完璧なチェック
『文賢』は随時バージョンアップされているため、チェック精度は高まりつつありますが、すべての間違いを検出できるわけではありません。
オリジナルルールを設定するなど、自分なりにカスタマイズしながら使っていくことが重要です。
完璧ではないとはいえ、無料の校正ツールと比較すると、多くの間違いを検出してくれます。
チェック精度を比較した結果については、以下の記事で紹介していますのでチェックしてみてください。
2.修正作業
『文賢』を使えば、誤字脱字や入力ミスなどの指摘は受けられますが、修正作業は自分で行う必要があります。
- 本当に間違いなのか
- あえて使っている表現なのか
といったポイントは人間にしか判断できません。
メディアの特性なども考慮しながら、指摘された部分を修正していきましょう。
ただ、間違いの可能性がある部分をピックアップしてくれるため、確認作業は効率化できます。
『文賢』はこんな人におすすめ!口コミ・評判や特徴から考察
口コミ・評判や特徴から考察すると、『文賢』は以下のような人におすすめです。
- 多くのライターが書いた文章をチェックしている人
- 表記ルールが細かいクライアントの記事を担当している人
- プレスリリースを書く機会が多い人
膨大な量の記事を、人間の目だけでミスなくチェックすることには限界があります。
多くのライターの記事を担当している編集者やWebディレクターなどは、『文賢』を併用してチェックするとよいでしょう。
表記ルールが細かい場合にも『文賢』はおすすめです。独自ルールを設定しておけば、ほぼ確実に間違いを検出してくれるため、校正作業を効率化できます。
『文賢』をうまく活用して校正を効率化しよう!
今回は、『文賢』の評判や機能などについて紹介しました。
『文賢』には、無料トライアルなどのサービスはありませんが、公式サイトでチュートリアル動画が公開されているので、気になる人はチェックしてみましょう。
より詳しく知りたい場合は、オンライン無料体験会に参加してみるのもおすすめです。
機能や使い方について納得したうえで導入しましょう。
▼公式サイトはこちら
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