記事タイトルは、Webライティングにおける重要な要素のひとつです。
せっかく時間をかけて記事を書いても、タイトルが魅力的でなければユーザーにクリックして読んでもらえません。
そもそも、検索エンジンに評価されず、検索結果に表示されない可能性もあります。
そこで今回は、魅力的な記事タイトルの付け方について、実例を見ながら学んでいきましょう。
目次
ブログの記事タイトルを付けるときに意識すべき2つのポイント
ブログ記事において、タイトルはとても重要な要素のひとつです。
せっかく役に立つ文章を書いても、適切な記事タイトルを付けないと、検索エンジンがどのような内容の記事なのかを把握できず、検索結果に表示すらされないケースもあります。
また、検索結果に表示されたとしても、魅力的なタイトルでなければユーザーにクリックしてもらえません。
つまり、記事タイトルを付けるときは、
- 検索エンジン
- ユーザー
という2つの存在を意識する必要があります。
この2つを意識しながら、具体的なテクニックを学んでいきましょう。
実例で学ぶ!読まれる記事タイトルの付け方7つのテクニック
次のようなテクニックを使えば、誰でも簡単に魅力的な記事タイトルを作成できるでしょう。
- キーワードを確実に入れる
- 文字数は32文字以内とする
- 重要なキーワードはできるだけ前方に入れる
- 具体的な数字を入れる
- 記事を読むことで得られるメリットを示す
- 記事を読むことで避けられるデメリットを示す
- ユーザーを煽りすぎない
以下、それぞれの方法について詳しく解説します。
1.キーワードを確実に入れる
キーワード(検索キーワード)とは、ユーザーが読みたい記事を探すときに、Googleなどの検索窓に入力する言葉のことです。
キーワードは1語の場合もありますし、2語以上で構成される場合もあります。
たとえば、「東京でおすすめのカフェについて知りたい」という場合は、
- 東京
- カフェ
- おすすめ
などと、いくつかの言葉を入力して情報を絞り込みますよね。
これらのキーワードは、記事タイトルに確実に入れるようにしましょう。
「東京,カフェ,おすすめ」というキーワードを狙う場合は、以下のような記事タイトルが考えられます。
これらのタイトルには「東京,カフェ,おすすめ」というキーワードが含まれているため、検索エンジンもユーザーも「東京のおすすめカフェを紹介する記事だな!」と理解できます。
逆に、次のようなタイトルは避けるべきでしょう。
(4)には、「東京」という重要なキーワードが入っていません。「おすすめのカフェ」というテーマでは範囲が広すぎて、検索結果の上位を獲得するのは難しいでしょう。
(5)のタイトルには、キーワードがまったく入っていません。記事の内容は「東京のおすすめカフェ」だったとしても、このタイトルからは内容をイメージできないため、ユーザーにクリックしてもらえない可能性が高いでしょう。
そもそも、検索エンジンに「東京のおすすめカフェ」に関する記事だと理解してもらえず、検索結果に表示されないかもしれません。
2.文字数は32文字以内とする
Googleの検索結果に表示される記事タイトルの文字数は以下のとおり。
- パソコンの場合:32文字程度
- スマートフォンの場合:40文字程度
それより長いタイトルは、下の画像のように後半が途切れて表示されません。
せっかく魅力的なタイトルを付けても読んでもらえなければ意味がないため、文字数には注意しましょう。
上記のタイトル例はすべて32文字以内ですが、狙うキーワードが長い場合は32文字をオーバーしてもOKです。
(4)は少し長いですよね。前半の「絶対に忘れないようにしたい!」という部分は、そこまで魅力的な表現ではなく、重要なキーワードが入っているわけでもないため、削除したほうがよいでしょう。
(5)も同様です。前半の「読みやすい文章を書くために絶対に知っておきたい」が無駄に長いため、削除するか後半に移動させるとよいでしょう。
3.重要なキーワードはできるだけ前方に入れる
重要なキーワードは、できるだけタイトルの前方に入れましょう。
検索エンジンは、前方にあるキーワードを重要なものと認識する傾向があるからです。
ユーザーの目にも触れやすいため、クリック率アップも期待できます。
上記のタイトルは、狙っているキーワードを前方に配置しているため、SEO効果も高まるでしょう。
逆に、次のようなタイトルはあまり好ましくありません。
狙っているキーワードが後半に入っています。絶対にNGというわけではありませんが、SEO効果を高めたいなら、前半には無駄な言葉を入れず、重要なキーワードを配置するほうがよいでしょう。
4.具体的な数字を入れる
具体的な数字を入れる手法は、広告や本のタイトルなどでもよく使われます。
数字によって説得力が生まれ、ユーザーの反応率や購買率が高まるからです。
たとえば、次のような本のタイトルを見たことがある人も多いでしょう。
- 25歳までにしなければならない59のこと
- 99%の社長が知らない会社の数字の使い方
- リーダーのためのレジリエンス11の鉄則
数字が入っていることで、なんとなく「説得力がありそう」「わかりやすく解説されていそう」などと感じますよね。
ブログの記事タイトルについても、数字を入れておくことで同様の印象を与えることができ、クリック率アップを期待できます。
では、以下のような記事タイトルはどうでしょうか?
記事の内容はイメージできますが、いまいち魅力がないですよね。
ライバルサイトのタイトルのほうが魅力的であれば、クリックしてもらえないかもしれません。
次のように数字を入れてみましょう。
すべての記事タイトルに数字を入れる必要はありませんが、「いまいちパンチが足りない……」と感じるときは、数字を使って具体性を出すのがおすすめです。
5.記事を読むことで得られるメリットを示す
次の例のように、記事を読むことで得られるメリットを示すことも重要です。
「クリック率倍増」といった効果はもちろん、
- コピペOK!
- 1日5分で上達!
など、簡単に実践できることもユーザーにとってのメリットといえます。
6.記事を読むことで避けられるデメリットを示す
記事を読むことで、
- 失敗を避けたい
- 損をしたくない
と考えるユーザーも多くいます。
上のタイトル例のように避けられるデメリットを示すことでも、クリック率アップを期待できるでしょう。
ただし、メリットやデメリットを示すことでタイトルが長くなりすぎたり、重要なキーワードを入れ忘れたりしないよう注意が必要です。
7.ユーザーを煽りすぎない
数字を入れつつメリットやデメリットを示すことは重要ですが、ユーザーを煽りすぎないよう注意しましょう。
たとえば、次のようなタイトルはどうでしょうか?
これらの例のように、強調したいと思うあまり煽ったタイトルにすると、記事を読んだユーザーが「期待したほどの内容ではなかった……」とがっかりしたり、「怪しい広告みたいだ……」と感じてクリックしてもらえなかったりします。
根拠がない場合は、「絶対に」「確実に」といった表現は避けましょう。
医薬品や化粧品などについては、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって表現が制限されるケースも多いため、とくに注意が必要です。
薬機法による制限は商品の種類によっても異なるため、医薬品などに関する記事を書く場合は、法律違反にならないよう可能な表現の範囲を確認しておきましょう。
魅力的な記事タイトルでクリック率をアップさせよう!
今回は、記事タイトルの付け方について解説しました。
記事タイトルによって検索順位やクリック率は大きく変わるため、しっかりと考えて決めるようにしましょう。
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