
フリーランスにとって年賀状は営業ツールのひとつです。仕事獲得にもつながるため、うまく活用しましょう。
この記事では、フリーランス向けに
- 年賀状を送る意味やメリット
- 年賀状の文例
- 年賀状の作成方法
などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
フリーランスが年賀状を送る3つのメリット
年賀状を送ることには、次のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。
1.クライアントとの関係が深まる
年賀状は、
- 「旧年中はお世話になりました」という感謝の気持ち
- 「新年もよろしくお願いします」という謙虚な挨拶
を伝えるためのものです。
丁寧な年賀状を送ることで、クライアントによい印象を与えることができるでしょう。
- 年賀状は出さない
- メールで挨拶するだけ
という人も多いため、紙の年賀状を出せば、多くのライバルのなかで自分の存在をアピールできます。
2.新しい仕事の獲得につながる
新しい仕事の獲得を期待できることも、フリーランスが年賀状を出すメリットのひとつです。
年賀状はクライアントだけではなく、友人や知人、過去に所属していた会社の同僚などにも送っておきましょう。
- フリーランスをしていること
- 得意としている仕事
などを書いておけば、仕事を依頼してくれたり、クライアントを紹介してくれたりすることも期待できます。
3.マナーに関する知識が身につく
年賀状のマナーを学べることもメリットといえるでしょう。
とくにクライアントへ送る場合は、
- 会社名の書き方
- 使うべきではない言葉
などに注意しなければなりません。
次に紹介するポイントを参考にしながら、失礼のない年賀状を作成しましょう。
【文例付き】フリーランスの年賀状の書き方
年賀状には、感謝の気持ちと新年の挨拶をシンプルに書くとよいでしょう。
ここでは、フリーランス向けに年賀状の文例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
年賀状文例1
クライアントへ送る場合は、結婚や出産など、自分の近況を書くのは避けましょう。
年賀状文例2
さまざまな感謝の伝え方があります。自分に合った言葉を選びましょう。
年賀状文例3
シンプルでわかりやすい文章ですね。
単純な言葉でも感謝の気持ちが伝われば問題ありません。
フリーランスが年賀状を出すときの5つの注意点
年賀状を出すときは次のようなポイントに注意しましょう。
以下、それぞれの注意点について解説します。
1.忌み言葉や句読点を使わない
忌み言葉とは、不吉な物事を想起させる言葉です。
たとえば、次のような表現は忌み言葉に該当するため、年賀状には記載しないように注意しましょう。
- 去年(去る)
- 切れる(関係が切れる)
- 落ちる(受験に落ちる)
- 終わる(関係が終わる)
「去年」を「旧年」に変換するなど、適切な表現を選ぶことが大切です。
句読点も、
- 終わり
- 区切り
をイメージさせるため、使わないようにしましょう。
2.重複表現を避ける
重複表現を使っていないかもチェックしておきましょう。
たとえば、次のような文は重複表現に該当します。
- 新年あけましておめでとうございます(「新年」と「あけまして」の意味が重複)
- 一月元旦(元旦は「1月1日の朝」という意味)
間違えやすいポイントであるため注意しましょう。
3.宛名は縦書きにする
日本語の文章は縦書きが基本であるため、宛名も縦書きにしましょう。
とくに、クライアントに送る年賀状の宛名は、縦書きを採用するほうが無難です。
家族や友人などに送る場合は、横書きでも問題ありません。
また、宛名を赤字で書いたり、修正ペンを使ったりするのはNGです。
4.住所は省略せずに書く
住所は省略せずに記載しましょう。
- 都道府県名
- マンション名
なども省略せずに書くのがマナーです。
縦書きの場合、番地などは漢数字を使うのが基本ですが、3桁以上のときは算用数字を使っても問題ありません。
5.三が日のうちに届くように出す
年賀状は、元日に届くように早めに出すのがベストです。
遅くとも三が日のうちには届くように準備しましょう。
一般的には12月25日までに投函すれば、元日に配達してもらえます。
松の内(1月7日)を過ぎてしまった場合は、年賀状ではなく寒中見舞いを送りましょう。
フリーランスの年賀状作成方法
年賀状は、次のような方法で作成できます。
それぞれの作成方法について順番に見ていきましょう。
1.自分で作成する
- イラストレーター
- デザイナー
- カメラマン
といった職種のフリーランスは、自分の作品を使って年賀状を作るとよいでしょう。
オリジナリティの高い年賀状が完成しますし、スキルのアピールにもつながります。
デザインソフトを使ってデータを作成しておけば、
などで印刷だけを依頼することも可能です。
2.スキルシェアサイトで依頼する
『ココナラ』などのスキルシェアサイトで、プロのデザイナーやイラストレーターに年賀状作成を依頼する、という方法もあります。
「オリジナルの年賀状を作成したいけれどデザインは苦手……」という人は利用してみるとよいでしょう。
▼公式サイトはこちら
3.年賀状作成サービスを利用する
年賀状作成サービスを利用すると、手間をかけずにさまざまなデザインの年賀状を作れます。
人気の年賀状作成サービスは以下のとおりです。
ラクスル

CMでもよく見かける『ラクスル』は、人気のインターネット印刷サービスです。
- ビジネス
- おしゃれ
- モノクロ
- 和風
など、さまざまなカテゴリーからデザインを選択できます。
宛名印刷も依頼できるため、効率よく年賀状を作成できるでしょう。
▼公式サイトはこちら
挨拶状ドットコム

『挨拶状ドットコム』は、30分程度で簡単に注文できる年賀状作成サービスです。
- クラフト
- ナチュラル
- キュート
- 筆文字
といったカテゴリーから、好みのデザインを選択できます。
宛名印刷やロゴ入れなどのオプションを選ぶことも可能です。
▼公式サイトはこちら
フリーランスは年賀状の費用を経費計上できる?
年賀状を送るためにかかった費用は、経費として計上できます。
ただし、家族や友人など、事業とは関係のない人に送った年賀状の費用は、経費として認められないため注意しましょう。
勘定科目は、
- 通信費(挨拶目的の場合)
- 広告宣伝費(宣伝目的の場合)
などとして処理するのが一般的です。
フリーランスも年賀状を送ろう!
今回は、フリーランスが年賀状を送るメリットや作成方法などを紹介しました。
年賀状は営業ツールのひとつです。
- クライアントとの関係構築
- 新しい仕事の獲得
などにつながるケースもあるため、積極的に送るようにしましょう。
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