フリーランスもお歳暮を贈るべきなのか、迷う人も多いでしょう。
この記事では、
- お歳暮の意味や必要性
- お歳暮を贈るときのマナー
などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
フリーランスにとってのお歳暮の意味と必要性
お歳暮は感謝の気持ちを伝えるためのものですが、フリーランスの場合、無理に贈る必要はありません。
ここでは、フリーランスにとってのお歳暮の意味や必要性を確認しておきましょう。
そもそもお歳暮とは?
お歳暮とは、お世話になった人へ、感謝の気持ちを込めて渡す贈り物のことです。
「歳暮」という言葉には、
- 年の暮れ
- 年末
という意味があり、毎年この時期になると、デパートなどでお歳暮用の商品が販売されます。
お歳暮を贈る相手としては、
- 会社の上司
- 取引先の企業
- 離れて暮らす家族や友人
などが一般的でしょう。
お歳暮を贈る時期
お歳暮を贈る時期は、以下のように地域によって異なります。
- 東日本:11月下旬〜12月20日前後
- 西日本:12月13日~12月20日前後
渡す相手が住んでいるエリアに合わせましょう。
年末までに届けばよいとする考え方もありますが、会社に贈る場合は、正月休み前のバタバタした時期を避け、少し早めに手配するほうが親切です。
フリーランスもお歳暮を贈るべき?
フリーランスの場合、無理にお歳暮を贈る必要はありません。
仕事への影響もとくにないでしょう。
私が以前に所属していた会社でも、多くのライターやイラストレーターとの取引がありましたが、フリーランスの人からお歳暮を受け取ったことはありません。
当然、お歳暮が贈られてこないことを気にしたり、仕事を減らしたりすることもありませんでした。
フリーランスの人は、
- どうしても感謝の気持ちを伝えたい
- 売上がアップして経済的な余裕ができた
といった場合のみ、お歳暮を贈るとよいでしょう。
フリーランスがお歳暮を贈るときの4つの注意点
お歳暮を贈るときは、次のような点に注意しましょう。
以下、それぞれの注意点について解説します。
1.個包装になっている商品を選ぶ
クライアントの会社へ贈る場合は、スタッフで分けやすいよう個包装になっているものを選ぶとよいでしょう。
具体的には、
- 缶ジュースセット
- 焼き菓子セット
などがおすすめです。
好みが分かれそうな特殊な商品やアルコールは避けましょう。
2.高額すぎる商品は避ける
お歳暮の相場は、3,000〜5,000円程度です。
高額すぎるものを贈ると、相手が受け取るのを躊躇してしまうケースもあるため注意しましょう。
高いものを贈るより、感謝の気持ちが伝わるよう、相手に合った商品をチョイスすることのほうが大切です。
3.基本的にはのしを付ける
お歳暮を贈るときは、のしを付けておきましょう。
のしには「お歳暮」または「御歳暮」と記載し、自分の名前をフルネームで書きます。
発送が遅れてしまった場合は、「御歳暮」の文字を次のように変更しましょう。
- 御年賀(1月7日までに贈る場合)
- 寒中御見舞い(1月7日以降に贈る場合)
4.公務員や政治家に贈るのはNG
レアケースですが、公務員や政治家へお歳暮を贈るのは基本的にNGです。
公務員規定や公職選挙法に違反してしまう可能性もあるため注意しましょう。
せっかくお歳暮を贈っても、相手に迷惑がかかってしまうと意味がありません。相手に合わせた対応をすることが大切です。
フリーランスはお歳暮の費用を経費計上できる?
お歳暮を贈るためにかかった費用は、経費計上してOKです。
ただし、家族や友人など、事業と無関係の人へ贈ったお歳暮の費用は、経費として認められないため注意しましょう。
領収書には、誰に贈ったのかを記載しておくことが大切です。
勘定科目は、接待交際費として処理しましょう。
フリーランスは無理にお歳暮を贈る必要はない!
今回は、フリーランスにとってのお歳暮の意味や必要性について解説しました。
フリーランスの場合、無理にお歳暮を贈る必要はありません。
どうしても感謝の気持ちを伝えたい場合のみ、
などを利用して、相手に合うものを贈るとよいでしょう。
お歳暮の代わりに、年賀状で感謝の気持ちを伝えるのもよい方法です。
年賀状であれば、それほど費用もかからないため、お互いに負担を感じることもありません。
フリーランスの年賀状の書き方は次の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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