「ですます調」で文章を書く場合、同じ語尾が連続してしまい読みにくい文章になることもあるでしょう。
そこで今回は、さまざまな語尾を使い分けて文章のリズムを改善するコツを紹介します。
誰でも簡単にリズムを改善できるよう例文付きで解説していますので、ぜひ参考にしてください!
目次
同じ語尾の連続を避けると文章のリズムがよくなる!
同じ語尾が連続するとリズムが悪くなるだけではなく、小学生が書いた文章のようになってしまいます。
以下の例文を読んでみてください。
「〜です」が3回も連続しているので、リズムが単調になっていますね。
厳密なルールはありませんが、同じ語尾の連続は2回までとし、文章全体のリズムを整えましょう!
簡単に使える10の語尾
リズムのよい文章を書くために、以下で紹介する10の語尾を覚えておきましょう。
〜です
「ですます調」の基本となる語尾ですが、3つ以上連続するとリズムが悪くなります。
〜ます
こちらも「ですます調」の基本のひとつ。
とくに初心者の頃は「~です」と「~ます」だけになりがちですので、他の語尾も意識的に取り入れましょう。
〜でしょう
未来のことや提案内容などを書くときに使います。
〜でしょうか?
疑問形を用いるのもよい方法です。
〜ました
過去形もうまく使うと、語尾のバリエーションが増えます。
〜ません
適度に否定形を用いると、上級者らしい文章になります。
〜ください
上から目線の文章にならないよう、適度に使うのがポイントです。
〜よね
読者の共感を求める場合に使いましょう。
体言止め
名詞などの体言で終わらせる形です。
会話調
「」を使って会話調にすれば、語尾のバリエーションがかなり増えます。
例文で学ぶ!単調な語尾にバリエーションをもたせよう
ここまで紹介した10の語尾を使って、バリエーション豊かな文章にしてみましょう。
語尾が単調な文章のリズムを改善しよう【初級編】
「~です」が3回も連続しているので、以下のように改善してみましょう。
次のような改善方法もあります。
体言止めや否定形を使って、語尾のリズムを改善してみました。
語尾が単調な文章のリズムを改善しよう【中級編】
少し極端な例ですが、「~ます」が4回も続いているので以下のように改善してみます。
次のような表現もできます。
読者への語りかけや体言止めを用いて、読みやすくしてみました。
語尾が単調な文章のリズムを改善しよう【上級編】
「〜です」が5回も連続しているので、幼稚な文章という印象もありますよね。
語尾だけを変える方法もありますが、「重要」や「大切」といった同じような言葉が並んでいるので、次のように改善してみましょう。
箇条書きを使えば、文章全体のリズムがよくなりサクサクと読めます。
語尾のバリエーションを増やして幼稚な文章を卒業しよう!
今回は、10の語尾を使い分けて、リズムのよい文章を書くコツを紹介しました。
同じ語尾が連続しすぎると読みにくいだけでなく、読者に幼稚な文章と思われかねません。
この記事で紹介した10の語尾を使えば、誰でも簡単にリズムを改善できますので、ぜひ試してみてください。
読みやすい文章を書くコツについては、次の記事でも紹介しています。
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