漫画代・雑誌代は経費計上できる?勘定科目や判断基準を解説

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漫画代・雑誌代は経費計上できる?

漫画代や雑誌代は経費計上できないと思いがちですが、事業に関係する出費であることをしっかりと説明できれば、経費として認められます。

節税のためには、できるだけ多くの費用を経費として計上することが大切です。漫画代や雑誌代についても、事業に関係する場合は経費計上して節税につなげましょう。

この記事では、フリーランスや個人事業主向けに、

  • 漫画代や雑誌代を経費計上できるケース
  • 経費計上するときの勘定科目

などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

漫画代・雑誌代が経費として認められるケース

そもそも経費とは、事業に関係する出費のことです。

漫画代や雑誌代についても、事業を行ううえで必要な出費であれば、経費計上して問題ありません。

たとえば以下のような場合は、経費計上できるでしょう。

漫画代・雑誌代を経費計上できるケース
・喫茶店や美容院などに置く場合
・漫画家やイラストレーターがスキルアップのために購入する場合
・漫画紹介をしているYouTuberやライターがネタ探しのために購入する場合

以下、それぞれのケースについて詳しく解説します。

喫茶店や美容院などに置く場合

  • 喫茶店
  • 美容院
  • シェアハウス
  • シェアオフィス

などに置いて利用者が読めるようにする場合は、漫画代や雑誌代を経費として計上できます。

美容師が流行の髪型やカットの技術を知るために雑誌などを購入した場合も、経費計上してOKです。

勘定科目・仕訳例

借方貸方摘要
新聞図書費 10,000円普通預金 10,000円漫画代

喫茶店に置くための漫画を購入して、事業用の口座から支払った場合は、上記のように勘定科目「新聞図書費」として仕訳します。

摘要欄に漫画名なども記載しておくとよいでしょう。

漫画家やイラストレーターがスキルアップのために購入する場合

漫画家やイラストレーターとしてのスキルを向上させるためには、多くの作品に触れてインスピレーションを得たり、構想を練ったりすることが重要です。

常に想像力や作画力を高めなければ、漫画家やイラストレーターとして活動を続けられないため、スキルアップのための漫画代や雑誌代は経費計上できます。

また、スキルアップのための漫画代を経費計上できるのは、漫画家やイラストレーターだけではありません。

  • 漫画から新しいビジネスのアイデアを得る
  • 漫画を読んで業界知識を深める

といったケースも多いため、ほとんどフリーランスに漫画代を経費計上できる可能性があるといえるでしょう。

勘定科目・仕訳例

借方貸方摘要
新聞図書費 2,000円普通預金 2,000円漫画代

イラストレーターがキャラクターデザインを学ぶために漫画を購入した場合は、上記のように仕訳しましょう。

勘定科目の選び方についての細かな決まりはないため、研究費などとしてもよいですし、新しい勘定科目を作ってもOKです。

漫画紹介をしているYouTuberやライターがネタ探しのために購入する場合

  • 漫画紹介の動画を制作しているYouTuber
  • 漫画紹介サイトを運営しているWebライター

なども漫画代を経費計上できます。

ただし、漫画を購入したのに動画や記事が存在していない場合、経費として認められない可能性もあるため注意しましょう。

仕事に関する出費であることを証明できるよう、漫画をもとに作った動画や記事を残しておくことが大切です。

勘定科目・仕訳例

借方貸方摘要
新聞図書費 5,000円普通預金 5,000円漫画代

紹介記事を書くために漫画を買った場合は、上記のように仕訳します。

漫画代・雑誌代を経費計上するときの3つのポイント

漫画代や雑誌代を経費計上するときは、次のようなポイントに注意しましょう。

  1. すべてを経費計上するのは避ける
  2. 税務署から指摘されたときは自信と根拠をもって説明する
  3. 領収書だけでなく記事や動画なども保存しておく

以下、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.すべてを経費計上するのは避ける

前項で紹介したように、

  • スキルアップのため
  • ビジネスのアイデアを得るため
  • 知識を深めるため

という目的も含めると、かなり多くの場面で漫画代や雑誌代を経費計上できることがわかります。

事業との関連性をできるだけ柔軟に考えて経費計上し、節税につなげることが大切です。

ただし、なんでもかんでも100%経費とするのは避けるべきでしょう。

事業との関連性を説明できればOKですが、「スキルアップのために必要だからすべて経費にする」などと雑に考えて処理すると、「経費を水増ししているのでは…?」と疑われる可能性もあります。

そこでおすすめなのは、漫画や雑誌の内容によって経費計上する割合を変える方法(家事按分)です。

たとえば、

  • 発想力や作画力の向上につながる漫画は100%計上
  • 勉強にはなるもののプライベートでも楽しむ漫画は50%計上

といったイメージで割合を決めるとよいでしょう。

割合に関するルールはとくにありません。個人の判断で自由に決めることはできますが、常識の範囲内で設定し、税務署に納得してもらえるような説明をすることが大切です。

2.税務署から指摘されたときは自信と根拠をもって説明する

「漫画はプライベートで楽しむもの」というイメージが強いため、多くの漫画代を経費計上すると税務署から指摘される可能性もあります。

ただ、指摘を受けたときは、自信と根拠をもって事業との関連性を説明することが大切です。

税務署の担当者は、すべての仕事内容について把握しているわけではありません。YouTuberやWebライター、漫画家などとして活動するうえで、どのような費用がかかるのか知らない担当者も多いでしょう。

説明不足が原因で経費として認めてもらえないのはもったいないですよね。

明確な根拠をもって経費計上すれば自然と説明できるはずですので、まずは自分のなかに経費とする基準を設定しておきましょう。

3.領収書だけでなく記事や動画なども保存しておく

経費として計上する際は、領収書やレシートを保管しておくのが基本です。ただし、領収書があれば必ず経費として認められるわけではありません。

たとえば、漫画を買ったときの領収書を持っていたとしても、事業との関連性を証明できなければ経費としては認められないでしょう。

必要に応じて、

  • Webサイトに投稿した記事
  • YouTubeにアップした動画

など、その漫画をもとに作成したものを保存しておきましょう。

漫画代・雑誌代を正しく経費計上して節税しよう!

今回は、漫画代や雑誌代を経費計上するときのポイントについて解説しました。

事業との関連性を説明できれば、漫画代や雑誌代のほとんどが経費として認められます。

漫画代や雑誌代に限らず、どのような出費についても「経費として計上できないか?」と考え、節税につなげましょう。

節税効果を高めるためには、経費の本質について理解しておくことも大切です。以下の参考書などがわかりやすいため、気になる人はぜひ読んでみてください。

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フリーランスや個人事業主が経費計上できるものについては、次の記事で詳しく解説していますのでチェックしておきましょう。

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漫画代・雑誌代以外にもある!忘れずに経費計上しておきたい費用

漫画代や雑誌代以外では、次のような費用を経費計上できる可能性があります。

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経費として認められるかの判断基準をしっかりと理解して、節税につなげましょう。

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